【レビュー】リヴァプール対マンチェスター・ユナイテッド【18-19 17節】


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【どこよりも早い】19-20前半通信簿【全クラブ】

画像 Getty Images

 

サウサンプトン対アーセナルといい、カリアリ対ナポリといい面白い試合ばかりだった今週末。

リヴァプール対マンチェスター・ユナイテッドのノースウェスト・ダービーもかなり白熱した戦いでした。

 

ハイライトからどうぞ。

ハイライト

ハイライトはこちらから

スタメン

リヴァプールは交代が効いたというより、勝つべくして勝ったという印象です。

リヴァプール

右のSBで地位を固めていたアレクサンダー・アーノルドは故障気味とのことで、クラインがスタメン。

フィルミーノナビ・ケイタにボールを預けて逆に振るというスタイルでした。

ファビーニョワイナルダムのコンビはしっかりバランスが取れていました。

マンチェスター・ユナイテッド

高さ勝負といきたいところでしたが、ポグバフェライニらはベンチスタート。

3バック気味の立ち位置でサラーフィルミーノに網を掛けたいとモウリーニョ。今期加入の新戦力ダロットは本職の右SBではなくサイドハーフ的なポジションでスタート。

リヴァプールはフィルミーノを低めに配置していたので、3バックよりも4バックが有効と判断したのか、モウリーニョ監督は試合途中から4バックに変更しました。

スタッツ

いきなりスタッツを見てみましょう。

リヴァプールはとんでもないシュート数ですが、前半は枠を捉えきれず、後半に入ってから本調子になった感じですね。

36本のシュートというのは、今期ユナイテッドが打たれたシュート数としては最大です。

 

タックル数、インターセプト数などからも分かるように、ユナイテッドは防戦一方というゲームでした。

試合総括

リヴァプールの先制弾はマネによってもたらされました。その後も圧倒し、シュートは計36本打ちました。

 

マンチェスター・ユナイテッドは何とか反撃の狼煙をあげようと、ルカクをターゲットにして縦パスを多く供給しましたが、網に引っかかり、アタッキングサードにおいてルカクに通ったパスは8本。そのうち次のアクションに繋がったのは4本のみ。3本はすぐに詰められてしまいました。

 

ユナイテッドが得点したのは、リヴァプールのGKアリソンが弾いてしまったボールを押し込んだリンガードの1点のみ。

 

1-1で折り返した後半70分にナビ・ケイタに代わってシャキリが出場。

そのシャキリが72分、80分に得点を上げ試合は終了。最近のリヴァプールは交代選手の得点が目立ちますね。

 

シャキリのシュートはどちらも相手DFに当たってコースが変わり、シュートコースに入っていたデ・ヘアでしたがボールに触ることができず。

 

しかし、このボールをただの「不運」という言葉で片付けてしまうことは危険です。

圧倒的な支配を進めシュートチャンスをクリエイトし続けたこと、縦の攻撃(中央からの早い攻撃や裏に抜ける攻撃)と横の攻撃(サイドに張ったナビ・ケイタマネからのクロス)を織り交ぜて注意を拡散できたこと、あのタイミングでのメンバー交代、中盤に人員を割き「そこに」フレッシュなシャキリがいたこと…様々な要因が絡み合ってあの2得点は生まれました。

 

リヴァプールの攻撃〜赤い機械〜

「機械のようだ」と形容するのが最もしっくりくるかもしれません。守備時、攻撃時ともに全員の行動が噛み合い、まるで時計のムーブメントが時を刻み続けるような正確さでした。

攻撃時の機械

ピッチを縦長に3分割したときに中央にはサラーフィルミーノ、右にはマネワイナルダム、左にはナビ・ケイタファビーニョがいることになり各エリアに2人の人員を割けます。

 

加えて、ファビーニョワイナルダム、それからフィルミーノは横移動も活発に行うので、瞬間的に(または局地的に)以下のようなことが起こります。

 

【中央からのアタッキング時】

中央…サラーフィルミーノファビーニョorワイナルダムの3人

右…マネファビーニョorワイナルダムの2人

左…ナビ・ケイタロバートソンの2人

 

【サイド(右)からのアタッキング時】

中央…サラーファビーニョワイナルダムの3人

右…マネフィルミーノクラインの3人

左…ナビ・ケイタ1人

 

これらはあくまでハイプレスによってボールを奪取したときに顕著に見て取れることです。CBから攻撃を組み立てる際には、上記に加えてファン・ダイクが上がったり、ファビーニョが裏へ抜け出す動きをしたり、多様なオプションがあります。いずれにしてもSBの上がりによって、瞬間的に敵陣に7人で攻め上がることができ選択の幅も多く作ることができますね。

 

この状況を作ることにより、ボールを奪取される可能性が低いまま深い位置まで瞬時にボールを運ぶことができます。危ない時は遅攻に切り替えて後ろに戻します。(この判断が難しく、多くのチームでは無理な縦パスを試しボールを相手に渡すことになります。)

この「遅攻」への切り替えの決断は「エリアの責任者」がすべきです。リヴァプールでは主にワイナルダムファン・ダイクが声掛けしているように見受けられます。チェルシーなんかはSBであるマルコス・アロンソが判断している節もありますね。

 

この状況を瞬時に作るには両SBの判断や、フィルミーノと中盤底の2人の動き方、或いは間接視野で以下にピッチを観察するかが肝になりますが、ここ数試合では目立った選択ミスもなく、しっかりと機械を動かせています。

簡単そうに見えて、実際には相当な鍛錬が必要でしょう。タクトを振るのは球出しの指示を行うロブレンファン・ダイクの役割ですが、プレミアリーグで求められるのは瞬間的な判断によるポジション取りと大胆な球出しですので、動き方は選手個人に委ねられている部分も大いにあります。

 

洗練された阿吽の呼吸とでも言うのでしょうか。彼らの機械じかけの攻撃には息を飲むばかりです。

守備時の機械

守備というくらいですからCBのファン・ダイクロブレンの働きはかなりオートマティックです。

ただ、CBコンビが守備に貢献することは当然と言えば当然で、リヴァプールの守備のどこが機械仕掛けなのかというと…

 

「相手にドリブルさせない」ことです。

また、ミドルサード、アタッキングサードで相手にボールが渡った3秒後には「1人がパスコースを切り、2人がボール保持者をマーキングしている」ことです。

 

ここでパスコースを切り、ボール保持者をメーキングするのはサラーでもあり、フィルミーノでもあり、ロバートソンでもあります。もちろんファン・ダイクでもあります。

 

ありえないメカニズムだと思います。結果的にボールを奪い返せるか否かはあまり問題ではなく、相手の攻撃を劇的に遅らせること、カウンターの芽をすぐに摘むことに意味があります。

こうなると相手としては数的有利を取れる最終ラインまでボールを戻して攻撃を構築し直すことが多くなります。もちろんボールを奪い返したほうが良いに決まってるのですが、高い位置でボールを引っ掛けることのできる可能性を残しているので全く問題はありません。

 

重心を高くして、前掛かりなディフェンスを敷くと、必然的にランニングディスタンスも相当な距離になります。

 

モウリーニョの解任が現実的に

さて気になるのは、モウリーニョの解任についてです。

マンチェスター・ユナイテッドはリヴァプール戦(17試合目)終了時点で失点が29となりました。

昨シーズンは38試合で28失点だったので、倍以上のペースで失点していることになります。

1試合あたりの平均失点は1.7点なので、相当守備面に不安が残りますね。

 

CLにおいては辛くも決勝T進出を達成しましたが、リーグ戦では5位アーセナルと8ポイント差の6位。

モウリーニョの解任はリーグ戦序盤から噂されていましたが、12月に入ってからというものその噂は過激さを増しています。ポグバサンチェスバレンシアらとの不仲説が報じられ、選手からの信頼も下降しきっているとの見方が強まっています。

モウリーニョの解任はほぼ確定的かと思われますが、問題はいつのタイミングかというところです。

続報が入り次第お伝えします。

最後に

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