【制度】FFPってなに?


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画像 The sun

 

先日、「マンチェスター・シティが来シーズンのCL出場権剥奪か!?」というニュースが…

確認してみると、FFP関連の制裁が下る可能性があるとか。

マンチェスター・シティに制裁が下る可能性がある理由はこちら!

画像 Getty Images

欧州サッカーの話題につきものなこのFFP、みなさんはご存知でしょうか。

FFPとは「ファイナンシャル・フェアプレー」の略です。

「フットボールにおける経済的な公平性」ということですね。

FFPを簡単に説明すると…

 

「サッカークラブも企業みたいなもんなんだから、大金使わず健全な運営しろよ!?さもなくば…」

ということです。

 

2000年に入った頃から、欧州サッカー界ではロシア、中東、欧米諸国の富豪がオーナーとして就任し、大金をはたいて選手を獲得する動きが盛んになりました。

 

お金があるからチームに投資する→大金を使って選手を集める→選手が活躍して試合(大会)に勝つ→収益が上がる→さらに選手獲得

というループが公然と行われているわけです。そりゃリーグ下位のチームは勝てません。

 

ちなみに、人件費の高騰が叫ばれるプレミアリーグにおいても格差はあります。

プレミア・リーグ内での格差

BIG6(マンU、マンC、アーセナル、リヴァプール、チェルシー、トッテナム)と下位チームでは人件費に10〜13倍程度の開きがある。

上位チームの年俸合計は約250〜400億円程度、一方下位チームの年俸は30億円といったところ。

参考記事はこちら(デイリー・メール)

シンプルに「10〜13倍」と言っても上位とは300億円以上開きのあるクラブもあります。

 

FFPは格差の是正という側面もあります。

是正どころか、このままでは格差は開くばかりだという声も…

FFPの基本的な考え方

FFPという制度の目的は「クラブの健全な経営」を促すことで、赤字経営や倒産のリスクを減らすことにあります。

以下が取り決められている内容です。

クラブの支出(移籍金や人件費などの経費)は、選手の売却などによる移籍金スタジアムの入場料テレビの放映権料大会での賞金グッズの収入スポンサー収入などの、クラブが純粋に得た営業利益を超えてはならない(赤字経営の禁止)。

これにより、以前は公然と行われていた銀行からの借り入れや、豊富な資金力を持つオーナーのポケットマネーによる移籍金の支払いと赤字の補填は一切許されなくなります。

しかし、サッカーの本質である「若手の育成費用」「施設費」などは支出に含まれないということが明言されています。

審査は基本的に過去3シーズンの合計収支で判断。ただし正式な施行が2013−2014からのため、初回は導入された2011-2012、2012-2013の過去2シーズンの合計収支

プレティニの提案で可決されたこのFFPは2009年に導入が決定し、13-14シーズンから施行されました。この影響で多くのクラブが主力選手のレンタル移籍や放出を余儀なくされました。

当時まで世界でもトップクラスの戦力を誇ったセリエAのミランも、FFPが引き金となりイブラヒモビッチ、チアゴ・シウヴァら主力を放出する羽目に。そこからのミランの衰退は、皆さんもよくご存知かと思います。

突然赤字経営禁止になったことにより、いきなり2年間でそれまでの借金をゼロにすることは難しいというクラブが多数あり、救済措置として、14-15シーズンまでは赤字の許容額を約60億円以内、17-18シーズンまでは40億円以内に。

この措置がなければ多くのクラブがFFP違反で制裁を受けていたことでしょう。

しかしそれでも赤字縮小が間に合わないクラブもあり、度々罰則を与えられることに。

2018-2019シーズンからは赤字をゼロにすることが最優先に。

一部の優良クラブ以外は赤字なのが現状、特に中堅〜下位、昇格組などは難しいところ。

BBCの調べによると、「08-09~15-16シーズンまでにプレミアリーグに昇格した19クラブのうち、赤字を免れたのはクリスタル・パレスのみ。昇格クラブはいずれも初年度は黒字だが、そのうち4年後に黒字なのは1/4。」とのこと。

なかなか黒字化は難しいですね…

上記の基準を満たしていないクラブは、制裁としてCLやELなどのUEFA主催のコンペティションへの参加が認められない(最も重い処分)。他にも、違反金額に応じた罰金の支払い、CL及びELでの登録人数を21名に制限(通常は25名)、年棒総額増加制限移籍金支払いの制限など多岐に渡る。

今まで制裁を受けた有名クラブはマンチェスター・シティ、インテル、ミラン、パリ・サンジェルマン、ローマなどです。

いずれも罰金やUEFAの大会にて登録選手数を制限されるなどですが、ミランはELの出場権を剥奪されています。

FFPには多くの「抜け道」が…

レアル・マドリードやパリ・サンジェルマン、ユヴェントスなどを想像してみてください。

めちゃくちゃ補強してますよね。そうなんです…収入が多いクラブには痛くも痒くもないんです。

 

繰り返しますが、FFPの目的は「クラブの健全な経営」を促すことにあります。

もともと健全な経営をしている一部のクラブにとっては、あってないような制度ということです。

 

さらに、このFFPには抜け道があります。

スポンサー収入という不明瞭な概念

スポンサー収入とは、クラブが契約している企業との契約金ですね。

ユニフォームの胸に筆頭スポンサーのロゴがありますよね。あれです。

東洋タイヤがチェルシーのスポンサーになったのは記憶に新しいですが、1年で約60億円かかっています。プレミア・リーグのスポンサー料は平均すると20億円といったところなので、かなり高い方ですね。

 

このスポンサー料は抜け穴にもなります。

オーナーが直接クラブの赤字や移籍金を補填することはNGなので、一部のクラブでは、

①オーナーのポケットマネー→②オーナーの息のかかった企業にお金を流す→③クラブと契約しスポンサー料として返金

というロンダリングが行われています。

もちろんこれはUEFAが禁止していることですが、通常のスポンサー契約と見分けがつきにくいのでしょう。

 

今回マンチェスター・シティが取り沙汰されているのは、このスポンサー料を不適切に水増しした疑いがかけられているからです。

無償レンタルという裏技

これも抜け道の1つです。

「移籍金や年俸が収入を超えてはいけない」という定義の裏をついて、

①自クラブ(以下A)の選手を海外リーグの提携クラブ(以下B)に移籍させる→②BからAにレンタルで帰還→③通常はAがBに年俸を支払うところですが「無償レンタル」という契約をする。

この方法は主に、ビッグクラブが資金難に苦しむクラブ相手に、選手に出場機会を与えるために取る方法だが、いわゆる「逆無償レンタル」が成立してしまいます。

まとめ

FFP制度とそれに伴う問題は現代の欧州サッカーとは切っても切り離すことができないテーマです。

FFP時代の幕はもう開いています。サッカーをより楽しむために、観戦者に求められる理解力も高まっていると言えるでしょう。

 

最後に

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